はじめに:AIアートの世界へようこそ!
みなさん、こんにちは!AIで素晴らしい絵を描くことに興味はありますか?
このガイドでは、数あるAIモデルの中でも特に人気の「SDXL Nuclear - General Purpose v3」(以下、Nuclear v3)というモデルについて、デザインを学ぶ皆さんのために、分かりやすく解説していきます。
「リアルな絵も描きたいけど、アニメみたいなイラストも好き…」そんなあなたにピッタリなのが、このNuclear v3です。
このモデルは、まるでゲームのコンセプトアートや映画のポスターのように、リアルな質感とアニメやデジタルアートの魅力を融合させた「セミリアル」な絵を描くのが得意なんです。
このガイドを読めば、Nuclear v3がどんなモデルで、どうやって使えばいいのか、そしてどうすればあなたの創造性を最大限に引き出せるのかが分かります。さあ、一緒にAIアートの世界を探検しましょう!
- 1. はじめに:AIアートの世界へようこそ!
- 2. 第1章:Nuclear v3って何?基本のキ
- 2.1. Nuclear v3の正体:いいとこ取りのハイブリッドモデル!
- 2.2. 最高の絵を描くための「三種の神器」
- 2.3. 使っていいの?ライセンスの話
- 3. 第2章:Nuclear v3を使いこなす!プロンプトの魔法
- 3.1. Nuclear v3の得意なスタイル:「セミリアル」の魅力
- 3.2. もっとすごい絵を作るには?プロンプトのコツ
- 4. 第3章:実践編!綾波レイを「Nuclear v3」風に描いてみよう
- 4.1. 戦略:目指すは「絵画的なポートレート」
- 4.2. 魔法の呪文(プロンプト)を組み立てよう!
- 4.3. 3.3.綾波レイ生成結果
- 5. まとめ
第1章:Nuclear v3って何?基本のキ
まずは、このモデルの基本的な特徴と、使う前に知っておきたいことを学びましょう。
Nuclear v3の正体:いいとこ取りのハイブリッドモデル!
Nuclear v3は、高性能な基礎モデルをベースに、さまざまなモデルの良いところを混ぜ合わせて作られた、特別なモデルです。制作者は、このバージョン3を「ゼロから作り直した」と語っており、特に手の描写がキレイで、アニメ、セミリアル、動物、風景など、色々なテーマで素晴らしい絵が描けるように調整されています。
最高の絵を描くための「三種の神器」
Nuclear v3の性能を100%引き出すには、いくつか準備が必要です。これらは「推奨設定」というより、最高の作品を作るための「必須アイテム」だと思ってください。
- チェックポイント本体: 絵を生成するAIモデルの心臓部です。まずはSDXL Nuclear - General Purpose v3本体を準備します。
- VAE (ヴィエーイー): 絵の最終的な色合いや質感を整える「仕上げの道具」です。特定のVAEを使うことが強く推奨されており、これにより、生成スピードが上がり、エラーも少なくなります。
- Refiner (リファイナー): 生成された絵のディテールをさらに細かく、クッキリさせるための追加工程です。これも特定のファイルを使うことが推奨されています。
これらのファイルを正しい場所に置いて設定することが、プロのようなクオリティへの第一歩です。
使っていいの?ライセンスの話
クリエイターとして、権利の話はとても重要ですよね。安心してください、Nuclear v3はとても寛大なライセンスを持っています。
- 商用利用: OKです!このモデルで生成した画像を、自分の作品やビジネスに自由に使えます。
- 大切なルール: このモデルは「自由に使っていいけど、責任を持ってね」というライセンスで公開されています。具体的には、法律に違反したり、誰かを傷つけたり、未成年者に害を及ぼすような使い方をしてはいけません。生成した作品に対する責任は、すべてあなた自身にあります。
つまり、「ツールは自由に使っていい。でも、その結果には責任を持って、悪いことには使わないでね」という契約だと覚えておきましょう。
第2章:Nuclear v3を使いこなす!プロンプトの魔法
モデルの準備ができたら、いよいよ絵を描いていきましょう。AIに指示を出す「プロンプト(呪文)」のコツを掴むことが、良い作品への近道です。
Nuclear v3の得意なスタイル:「セミリアル」の魅力
このモデルの最大の魅力は、写真のようにリアルすぎず、かといってアニメのように平面的でもない、「セミリアル」なスタイルです。絵画のような質感、映画のようなライティング、リアルな肌や服の質感と、アニメ風のキャラクターデザインが絶妙にミックスされています。
純粋な写真や、特定のアニメスタイルを求める場合は、他の専門モデルの方が良いかもしれません。しかし、ハイエンドなゲームのコンセプトアートや、デジタルペインティングのような、芸術的で洗練された作品を目指すなら、Nuclear v3は最高のパートナーになるでしょう。

もっとすごい絵を作るには?プロンプトのコツ
- 品質を高める「おまじない」: プロンプトの最初にmasterpiece, best quality, ultra realistic, intricate details, HDRといった単語を入れるのは、基本中の基本です。これはAIに「あなたの持っているデータの中でも、特にクオリティの高い絵を参考にしてね!」とお願いするようなものです。
- 「同じ顔になっちゃう問題」の解決策: このモデルを使っていると、時々キャラクターの顔が似てきてしまうことがあります。そんな時は、プロンプトに実在の俳優の名前を少しだけ混ぜてみましょう。例えば、(resemblance to [emma watson]:0.2)のように、低い影響度で指定するのがコツです。これにより、キャラクターの印象を大きく変えずに、顔のバリエーションを増やすことができます。
- LoRAでパワーアップ: LoRAは、モデルに追加で装着できる「拡張パーツ」のようなものです。特定のキャラクターや画風を、より正確に再現したい時に使います。コミュニティではDetail Tweaker XLのような、ディテールを向上させるLoRAがよく使われています。
第3章:実践編!綾波レイを「Nuclear v3」風に描いてみよう
それでは、これまでの知識を総動員して、実際に作品を作ってみましょう。お題は『新世紀エヴァンゲリオン』の「綾波レイ」です。目標は、単なるアニメの模写ではなく、Nuclear v3の持ち味である「セミリアル」なスタイルを最大限に活かした、芸術的なポートレートです。
戦略:目指すは「絵画的なポートレート」
レイの象徴的な特徴(青い髪、赤い瞳、白い肌)はしっかり維持しつつ、リアルな質感、映画のような光と影、そしてどこか物憂げな感情が伝わってくるような、深みのある作品を目指します。
魔法の呪文(プロンプト)を組み立てよう!
以下は、推奨されるプロンプトと設定です。これをコピーして、画像生成ツールで使ってみてください。
| パラメータ | 推奨値/設定 |
| ポジティブプロンプト (こんな絵にして!) | (masterpiece, best quality, ultra-detailed), 1girl, solo, portrait of Ayanami Rei from evangelion, (resemblance to [ana de armas|emma watson]:0.2) |
| ネガティブプロンプト (これは描かないで!) | (worst quality, low quality:1.4), bad hands, ugly, deformed, blurry, jpeg artifacts, censor, signature, watermark, text, anime screenshot |
| Sampler | DPM++ 2M Karras または Euler a |
| Steps | 25-40 |
| CFG Scale | 5-7 |
| 解像度 | 896x1152 または 1024x1024 |
| Clip Skip | 1 |
3.3.綾波レイ生成結果
推奨設定で4枚出力してみました。

厳密な髪型や髪の色はプロンプトをもっと細かく指定するかLoRAを使う必要がありそうです。


Refinerがあると髪や肌の質感がよりリアルになります。
resemblanceについて
プロンプトの (resemblance to [ana de armas|emma watson]:0.2)は、生成するたびに同じような顔にならない為のプロンプトで、数多く学習されているであろう有名人の要素を少し省けるそうです。
resemblanceプロンプト無し

構図が変わってしまったので少し見比べ辛いですが顔の雰囲気は変わりました。
まとめ
SDXL Nuclear - General Purpose v3は、単に絵を生成するツールではありません。それは、リアルとアニメの境界線を越え、あなたの創造性を形にするための強力な画材です。正しい準備と、少しのコツさえ掴めば、誰もが見とれるような素晴らしいアート作品を生み出すことができます。
このガイドが、皆さんの創作活動の助けになれば幸いです。さあ、あなただけの一枚を描き出してください!

